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「アメリカ研修旅行記」

2004.05.12:コラム…「CHRニュース」Vol.22より

●突然のアメリカ研修旅行

 5月1日〜9日まで、まさにゴールデンウイークの真っ只中、アメリカに研修旅行に行ってきました。立正大学の楡木先生を団長として、全国から集まった14名プラス添乗員兼通訳の総勢16名のグループでした。仕事のスケジュールを調整して参加を決めたのは4月3日。本当に急でした。前日は友人との温泉旅行もあり、宿から成田空港に直行という強行軍です。

 前半はコロラド大学ボルダー校にある[コロラド大学暴力行為と対策研究センター]、デンバーでは[ダグラス学校区の危機管理チーム]の説明を受け、その後地域の小・中・高校を訪問。後半は家族療法発祥の地サンフランシスコ郊外のMRI(Mental Reseach Institute)で2日間の講義。その間1日だけロッキー山脈の観光という内容でした。

◆ 暴力対策への取り組み

 正直言って、旅行の目的もはっきり掴めないままの参加でしたが、行ってびっくりすることばかり。なにしろ私達に説明をして下さった人達の肩書きのすごさです。州の司法のトップクラスの人たちで、安全対策プログラムへの意気込みを感じました。数年前におきた校内での銃乱射事件がきっかけで、助成金を得て活動を始めたのですが、暴力といっても銃や腕力だけでなく、学校でのいじめやからかいなど、小さな暴力を予防することからプログラムは組まれていました。

 小学校を訪問した時の子ども達とのふれあいは感動ものでした。私達のために発表の練習をして、一所懸命伝える姿がいじらしく、それを見守る先生達の暖かいまなざしに、信頼関係の素晴らしさを感じました。

●まさかMRIに行けるなんて

 家族療法を学んだ時、度々MRIのことを耳にしましたが、まさかそこに行って学べるなんて考えたこともありませんでした。最近最もよくきく[ブリーフセラピー]と[戦略的家族療法]をまさに中心的存在の先生達から学ぶ機会を得たのです。

 2日間スタンフォード大学に昼食に行きましたが、食事もそこそこ、短い時間にショッピングに走り回ったことも楽しい思い出に残ることでしょう。


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