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「類は友を呼ぶ」

2006.12.15:コラム…「CHRニュース」Vol.30より

●様々な例

 昔からよく使われる言葉に「類は友を呼ぶ」というのがあります。

最近、比較的話題になっているテレビ番組を見ていて、あらためて「本当にそうよね」と思いました。そのテレビ番組にゲストで登場した芸能人が、「なぜか人の悪口や噂話ばかりが耳に入ってくる。それがとてもいやだ。」というのに対して、とても言いにくそうに「それはあなたが、そういう人を呼び寄せているから。類は友を呼ぶというでしょう。」という場面がありました。その芸能人はさも思い当たる節があるという面持ちでうなずいていました。

 女性が集まるとよく出る話題に自慢話というのがあります。実家をはじめ夫の出身校や企業名、子どもの学校、またはブランド品などの持ち物。その話についていけない人は、とても辛いものだという話も聞きます。そういえば「なぜこんなに学校の情報をよく知っているの?」という場面を見たことがあります。まだ子どもが学校に通っていた時代、スーパーで立ち話が耳に入り、ふと見ると同じ学年のお母さんたちが、進学のことで話しているのですが、私の知らないことばかり。教育熱心な人たちの話をききながら、私とは住む世界がちがうなと思ったことがあります。

●CHRも「類は友を呼ぶ」

 さて、CHR研究所はまさに類は友を呼ぶですね。いろいろなタイプの方が、入れ替わり立ち代り入ってこられますが、最終的に残って活動に参加してくださる人を見るとつくづくそう思います。CHRでは先にあげたような話題で盛り上がることはまずありません。一番の関心は自分にどれだけの力がついたか、これから更に学ぶことは何かではないでしょうか?


 以前、旧財閥系のある企業の社宅に住んでいた友人に聞いた話を思い出しました。私もよく知っている人のことです。ある日「実家の父が亡くなりましたので、数日実家に帰ります。いろいろご迷惑をおかけしますがよろしく」というご挨拶が社宅のご近所の人にあったそうです。息子さんたちは優秀でしたが、その人は地味で控えめなタイプでした。後からそのお父様が日本を代表するその企業の会長だったことがわかりました。どなたも知らなかったのです。こういう人に私はあこがれます。

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